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2023年度作品 『漣』

テーマ
『九頭竜川』
祭りとは、普段とは異なる「非日常」を表し、「非日常」を行うことで、
日常のケガレを払う意味を持ちます。
コロナウイルスによって、当たり前にあった日常が崩れてしまった。
その中で、自分達が活動できる環境のありがたさ、関わってくれている人々への「感謝」の想いを改めて実感しました。
わたしたちの描く祭りでケガレを払い、皆の活気ある日常を取り戻したい。
そんな願いや想いを演舞に込め、表現しました。
ー日の出ー
古 見舞う運命に
鎮めるは命を
山間から顔を出した朝日。
耿耿とした光が人々の目覚めを呼ぶ。
祭の準備に心を踊らせる。
始まる祭りに思いを込めて。
ー祭の始まりー
今 我らの祭りが始まり
賑わう市民はてんてこ舞い
町を埋め尽くす人の数。
福井の地に「非日常」が始まる。
立ち並ぶ露天商、人々の波で町は祭一色に
ー光届かぬ里ー
奏でるは共鳴の華
太鼓の鼓動が鳴り響く
笛と太鼓の囃子、三味線の音。
音が広がり、心が踊る。
人々の一体感を生み、近づく神輿に期待が高まる。
ー竜神の再来ー
茜 暮れてゆく
今宵の軌跡、光を放つ
神輿の情熱が尾を引く黄昏。
出逢えた奇跡、祭りを行える日常に感謝して、心一つに空を見上げる。

ー染まる憂いの瞳ー
氏子を取り巻く
神輿の息吹
皆だし背負うは克己心
纏て奮うは一味同心
古今東西全てを巻き込み
今こそ見せる男気よ
ーー
ありふれた日々への感謝を胸に
鮮やかな花火を咲かす
今日この日は、一生に一度しかない特別な日。
そこで出逢えた仲間と紡いだ絆を胸に、共に大輪の華を咲かす。
この景色を胸に刻み、忘れないよう燈し続ける。
ー歌詞ー
朝焼けの故郷
朧げに銀華咲く
せまる幾多の影
今宵願う幸
白羽の矢が立つ現在
染まる憂いの瞳
儚く届かぬこの想い
華色褪せる
空彩り 光 満ちて
明日へ繋ぎ 共に 踊れ
我ら ひとつとなり 叫べ この舞台で
果てしなく 挑む道を 永遠に いざ進め
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