
2019年度演舞 耀冥


テーマ
「百鬼夜行 安倍晴明」
これは古い昔の福井の街。夜の街に響き渡る不気味な音。奇妙な笑い声。
この地に集うは百の妖。それを率いるは魑魅魍魎の主、ぬらりひょん。
奴が蠢くこの町では一つの光として届かない。
その邪気を払わんとするは、陰陽師、安倍晴明。
出会うことのない光と闇が交わる時、この地に大きな変化をもたらす。
果たして、闇夜が終わり、朝日は昇るのか、、、
まだ見ぬ舞台を目指し、心を一つにするよっしゃこいを表現しました。

―妖雲―
闇夜に轟く妖怪と
朝日に導く晴明の物語
ここは福井の地。不気味な音色と共に
眠っていた妖怪たちが動きだす。
意気転昂に踊り出す漆黒の妖
妖艶な美しさを纏う紫の妖
賑わう宴も泡沫(うたかた)に妖雲が
かかる
皆が恐れる奴が姿を表す

―侵略―
魑魅魍魎の主
ぬらりひょん
ついに奴が来た
体から溢れ出す 邪気
大地を穿つ(うがつ) 圧倒的迫力
異風凛然 空を断つ
そう 我が名はぬらりひょん
我に続け!!
奴の統率力により、みるみる妖は一つとなる
百鬼を束ねるこの力に 微かな光も届かない

―浄化―
穢れし心よ
鎮まり給え
月下の光に照らされて、現れるは安倍晴明
花衣を身に纏うその美しい姿
陰陽寺の名の下に
そなたの邪気を払って見せよう

―争闘―
生死をかけた大勝負
二つの力は拮抗する
闇夜の王者ぬらりひょん、闇を払う晴明
出会うことのない二つの力がぶつかる時、
空が荒れ、大地を揺るがす。
死闘の末、交えた二つの拳は一つの力と
なり、世界を目映く照らし始める。


―共鳴―
あの朝日に向かって
さぁ 今 心一つに
戦い抜いた末に生まれる絆
思いが通じあったからこそわかるもの
敵なんて誰一人としていない。
この広い世界で出会えたことに感謝して
共にまだ見ぬ舞台、朝日に向かって
心を一つにして、進んでいこう
絆を結べ 輝け笑顔
共に奏でろ

―歌詞―
光を引き連れて
朝が夜を追い越していく
耀くその先へ 走れ
この広い世界で 僕らは出会い
共に明日へ 共に未来へ
続く道の先へ
晴れ渡るこの空 仲間との無限の絆が
新たな光へと 繋ぐ