
2025年度作品『義ノ華』




題材
『義経記』
あらすじ
兄の源頼朝と不和となった源義経は、頼朝から追討を命じられ、追われる身となった。そこで、義経は逃亡の最中、福井に足を踏み入れることとなる。
―歌詞―
【1部】
闇満ち 凍てつく夜に 忍ぶ
迫る 幾重の影 数多 紅蓮の跡残し
運命に抗う者よ 後を追う者よ
彷徨いの果て 出づる陽 照らすは安堵の地
陽だまり 包む めでたき縁
希望芽吹く この地に
集え 唄え 躍れ 我らの宴
―新たなる天命へ
今 義の華が咲く―
名を馳せし英雄 この地に現る
義経はひとまず頼朝の手から逃れ、暗い雑木林を駆け抜けていた。心と体もボロボロになっていた義経はある村を訪れる。そこで、義経は村人からあつい歓迎を受け、宴が始まる。宴の最中、義経は村人と対話を交わし志一つにして前へ進む決意を持つ

― 荘厳なる平泉寺 ―
―緋の袴をまとう巫女は
華麗に舞い踊る―
村人との宴が終わり、案内されたのは村にある平泉寺。そこで、巫女と出会う。巫女は歓迎の印として舞を踊り、かんざし(扇子)に力を宿しこれからの旅路の無事を祈り、それを手渡した
【2部】
幾千の時 見守りし
鎮守の杜に 袖なびく
運命に向かう 君がため 祈り捧げる
先の旅路を 守り抜け


―迫るは源頼朝 いざ出陣
刀を携え迎え撃つ―
源頼朝軍(のぼり)に見つかり、和やかな状況が一変する。義経は、仲間となった村人と協力し対抗するもギリギリまで追い詰められてしまう。


―九死一生の奇跡をここに―
風切る薙刀 盟友 弁慶
やられてしまうと思った、その時、力が宿されたかんざしが割れ、力を発揮する。かんざしに宿された神秘的な力により、頼朝軍は義経を追い詰めようとするも体制を崩し倒れ込んでしまう。
かんざしの力に戸惑っている頼朝軍の隙を見逃さなかった弁慶(傘)は大きな薙刀を振い、義経の逃げ道を作り出す。義経は、その作られた逃げ道を使い逃げ切る。


【4部】
信じ紡いだ 義ノ軌跡 我らの道は共にあり
―己を信じて突き進め
誇り高く咲け―
頼朝軍の手から、逃れた義経はふと福井での物語を思い出す。信頼していた兄から命を狙われ、疲れ果てていた自分を歓迎し、話を聞いてくれたり、歓迎品をもらったりしたことに嬉しさを感じ、まだ生きていくことを決意する。





【お歌】
光差し 我ら 華となれ
まだ見ぬ旅路へ いざ 進む


―煌めく明日へ
よっしゃいくぞ!―
仲間と共に 心踊らせ
生きる希望を見出した義経は、旅路を歩んでいく。


【5部】
朝日昇りて 未来 照らしゆく
遥か 彼方へ 続け
誇り宿し 物語
新たなる旅を 共に駆け抜け
名を刻みし義ノ華よ 今咲き誇れ


